アニカグの11話を視聴したので感想を書きます。
忍学生と妖魔の闘い、再び開幕です。
そして雪不帰様とその両親、羅刹の過去も明らかになりました。
恐らくキャラクター達は自分達が考えるベストを尽くしているのでしょうが、どうもやることなすこと全て悪い方悪い方にことが進んでいる気がしてしまいます。
タイトルは「LIFE IS BEAUTIFUL」
誰が、誰に向けた言葉でしょうか。
【第11話「LIFE IS BEAUTIFUL」】
— TVアニメ『閃乱カグラ』2期公式 (@kagura_tv) December 19, 2018
異界への扉が開き続々と這い出て来る妖魔。
集結する月閃、半蔵、蛇女、焔紅蓮隊の忍たち。
妖魔を一箇所に集め飛鳥が「封魔光輪」で封印するものの、その力は飛鳥の体を蝕んでいく…。
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雪不帰の過去
雪不帰様の母(太眉)は最強の妖魔、父(無駄にイケメン)は忍でした。
母親は他の妖魔と同様に忍上層部から討伐命令が出ていたようで、数人の忍に取り囲まれていますが何とか撃退。
羅刹の姿もあり、彼女も生き絶え絶えです。
恐ろしい妖魔が妙に弱々しく描かれている気がします。
真紅の十羅達と比べても、どうにも最強格の妖魔には見えません。
テキストだけですがSVの話にあった、凛さんの初忍務で遭遇した妖魔の方が凶悪に思えます。
ここだけに限らず物語全体的に忍はワルイもの、妖魔はカワイソウなものという雰囲気が少し前からあり、見てる側としてはどこに感情移入すればいいのか迷ってしまいます。
追っ手の忍を退けた雪不帰ママの前に、次に現れたのは雪不帰パパでした。
「これも忍の定めだ」…。奥さんを討とうと構えます。鎖鎌を。
しかしこの人、忍であることを捨て、奥さんと娘さんと共に身を隠すという選択肢はなかったのでしょうか。
一緒に居ることが叶わなくても、2人を逃すということはできなかったのでしょうか。
そもそも本来討伐すべき妖魔と子どもを設けるというタブー中のタブーを犯しているのに、今更奥さんを討伐せよという命令になぜ従ったのでしょうか…。
想像になりますが、雪不帰様の存在が上層部にばれ(本来ならこの時点で死刑モノでしょうね)、子どもをネタにしたそれはひどい脅しをかけられたとかそのあたりでしょう。
黒影様の件で半蔵様、ゆめさんが処罰される以上のひどい脅しを。
何かそう言った理由がないと、この行動に納得することは難しいです。
激しいイチャイチャ闘いの末にパパはママを殺したくないからと封魔光輪を使い、
ママを封印することとします。ママもパパの都合のためなのか、なぜかそれを良しとします。
上層部からも許可が下りており、雪不帰様の安全も保証しちゃうとのこと(ぜってー嘘だわ
現実世界での死と封印の違いがイマイチ分からないオトにとっては子どもを残しての無理心中にしか見えません…。
パパは「雪不帰、お前がこの世界にいる。それが全てだ。胸を張って生きろ」と呪いのような言葉を残して死んでしまいます。
詫びるとかじゃないんですね…。
こんなトラウマ植え付けられたら歪まずにはいられないですよという話。
その後雪不帰様は羅刹の手によって救出(?)され黒影様に託されます。
なさそうですが本当に上層部が雪不帰様を保護してくれるなら、むしろ助けない方が幸せだったかもと思ってしまいます…
しかし、あのパパは一体何者だったのだろう。
ずっと雪不帰様の父親はゆめさんのベビーカーにいた2人の赤ちゃんの1人(もう1人は雪泉さんのパパ)かと思っていたのですが
どうやら無関係っぽい?
最強の妖魔を惚れさす度量と実力、封魔光輪も使え鎖鎌を武器にする…只者じゃありません。
黒影様と雪泉さんと共に暮らす雪不帰様。しかし羅刹が迎えに来る最後の時まで彼女の氷は溶けませんでした。
「忘れてしまったのですか。あなたのやるべきことを」と羅刹。
もし羅刹が迎えに来るのがあと少し先だったら、彼女の憎しみも消えていたかもしれません。
忍として雪泉さんと生活した雪不帰様がこの時点でも忍は全員殺すべき対象と考えていたとは思えませんが、ひとりぼっちの羅刹のために彼女の元へ戻ることを決めたのかもしれません。
黒影様はあっさりと妖魔の羅刹に幼子を引き渡してしまいます。
アニメ以外の本編ではとてもそうは思えませんが、来るもの拒まず去る者追わず、あるがまま受け入れるという達観の姿勢という感じ。
出会った経緯からも考えると「今後ろくなことにならないだろうな」と予想はできるはずですが、
すべては雪不帰様の心に託します。「刀と盾」の教えと共に(こんなん子どもにわからんだろと思うけど
それよりも
「いやじゃあ!雪不帰はわしの孫じゃあ!!」
と親権を羅刹を争ってくれていた方がしあわせな未来になっていたかもしれません。
刀と盾
物事は全て対。片方だけでは生きられない。黒影様が半蔵様から学び、雪泉さんに受け継がれた考え方です。ア、飛鳥ちゃ…
初期は忍や人としての強さを示す言葉として登場したような気がしますが、
いつのまにか世界の真理(特にカグラにおいての善と悪、光と影は重要!)のような扱いになっていますね。
正直何度か見てるうちにこの話もだいぶ納得できるようになりました。
やはり半蔵じっちゃんの教えは素晴らしいと思います。それを捨てちゃう飛鳥ちゃ…
雪泉さんは雪不帰様の迷いを見抜いていました。
憎しみだけでは生きられない、憎むことも許すことも対、それがこの世界なのだと…
雪泉さんの受け継がれたこの思いはきっと理解してもらえるはず…
なんてことはなく
彼女が思い出すのは幼少期に2人で一緒に過ごしたこと。それが全てでした。
そう。「刀と盾」の話なんてどうでもいいんです。
重要なのは今闘っている相手は誰なのか。
悲しいことに飛鳥ちゃんがこれを説いてもあのラスボスには全く響かなかったでしょうね。
なるほどこれは確かに雪泉さんにしか出来ないことですね神楽様…。
話の内容よりも誰が言ってるのかが重要ってこともありますしね。
唐突ですが
閃乱カグラって「飛鳥ちゃんが様々な忍と出会い、お互いの主義主張をぶつけ合いながら相互理解し成長していく。」
そういうお話であり、そんな話を何度も見ました。(これがメインテーマであるとかそういうことは言ってないよ!)
飛鳥ちゃんが闘ってきた人達は決して自分の信念・生き方を最後まで曲げずに命懸けで向かってきました。
それでも飛鳥ちゃんは、たとえ実力的に厳しい相手でも、忍としての思いが相手を上回り、これまで生き残ることが出来ました。
どちらが勝つか最後まで分からない命懸けの闘い…熱いぜ!
そんなカグラの闘いの中、今回の雪泉さんの持ってるアドバンテージは限りなく大きいものと思います。
雪泉さんは実力は雪不帰様に及んでいないものの、姉のような存在だった彼女を止めたいという絶対の意思がありました。
一方雪不帰様は力はあるものの、本当に妹のような存在だった雪泉さんを殺していいのかという迷いがありました。
勝負の決め手は心と体がいかに一致しているか。
そう、これは
「刀と盾」ですね!
憎む/許すのような、あやふやなモノもありますが、心と体を兼ね備えた者は強いというのは納得できます!
昔のアニメだったら後日談で半蔵じっちゃんが「なぜ雪泉さんが勝てたのか?」というインタビューに答えそうなくらい納得できるようなこと書きました!自分の中では!(知らん
(あ、ちなみに半蔵じっちゃんは黒影様と比べて全然出番ないけど、例の島で二刀流で闘ってました。
飛鳥ちゃんと同じです。萌えポイントですね。)
さて、雪泉さんは雪不帰様が幼い時から自分にメロメロなのを知ってかしらずか全力の『氷王』を持って闘います。
雪不帰様も度重なる説得と煽りにメンタルをやられつつも歌舞伎まくりながら闘います。
最終戦…勝負!
勝ったな(確信)
物語はいよいよ最終局面へ…
ではでは。
あ、他の忍学生達について書き忘れてた…。
いつも通り頑張ってました。
最終話も頑張れ…!
羅刹がまさに鬼神のごとく強いのは迷いがないからに他ならない!
だから飛鳥ちゃんも…!迷…わ…ず、封魔…光…輪…し、し、して、くれ???(迷いまくり)