こんにちは、オトです。
下書き記事ほっぽって唐突に思いついたこと、ベラベラ書きます。
こないだちょっと面白い言葉を聞きました。
「正義の味方の反対は悪の敵」、ということです。
悪の敵、なるほど。
好印象のようなそうでもないような、と思いましたが
深堀するとあまり良い意味じゃなさそうかなと感じました。
自分が思う正義の味方とは?
・無知無力な子どもや老人を助ける
・犯罪や災害の被害にあった人を支援する
・苦境の家族や友人を助ける
・お腹がすいてる人にパンを分け与える
こんな感じです。
誰かのために行動できる人ですね。
悪の敵とは?
・非道徳、不誠実な人を懲らしめる
・法に触れた人を裁く
・恨む、復讐する
こんなところでしょうか。
こちらは自分のために行動する人です。
懲らしめる、裁くと書きましたが「私的に」というところがポイントかも。
か弱い身内を守るために戦うなら正義の味方ですが
悪人を自分が気に入らないからと攻撃するなら
悪の敵かなと思います(誰かが救われることはあるかもしれませんが、結果論と考えます✋)
恣意的な書き方に見えるかもしれませんが
世の中、善と悪があるとしたら
善=正義の味方
悪=悪の敵
のように感じます。
閃乱カグラには善忍と悪忍が出てきますが
善忍=正義の味方
悪忍=悪の敵
なのでしょうか?
これはちょっと違うように感じます。
悪忍は悪忍で忍や社会のルールに反することをしているかもしれませんが
それは上層部の命令に従うこと、何が何でも強くなること
といった、自分たちなりの指針にそって行動しているからです。
法に触れる行為=悪=悪の敵ってわけではないんです。
ちょっとややこしくなってきましたが
以下、「正義の味方・悪の敵」という考えをもとにシリーズを見ていきます。
真影編について
焔ちゃん達が半蔵学院から超秘伝忍法書を奪いに来て
飛鳥ちゃん達はそれを阻止します。
これだけでは「正義の味方・悪の敵」という話にはなりません。
この2つの考えは”感情”が大きく関わるので
言っちゃえばまだ動物同士の争いのようなもんです。キャットファイトです(言い方ァ!)
なので雲雀ちゃんが旧蛇女に転向した時も
あまり悪い人たちじゃない?自分達とそうは変わらない?という
感想を抱くわけですね。
しかし、旧蛇女にも「悪の敵」要素は存在します。
例えば詠さん。
彼女は貧民街の人たちに支援するという「正義の味方」要素もあるんですが
一方で
「自分達がこんな目にあっているのはお金持ちのせい」
「自分達じゃなく海外に支援している鳳凰財閥のせい」
とほとんど逆恨みで斑鳩さんを攻撃します。
自分が悪とみなしている人に、一方的に攻撃を仕掛ける。
それで誰かが助かるわけでもない。
これは悪の敵と言っていいでしょう✋
例えば未来ちゃん。
自分が無視された過去があるために、
同じように無視を決め込む柳生ちゃんに攻撃をします。
忍務ほぼ関係なく、嫌な奴だからという理由が大きいので
これも悪の敵ですね✋
(未来ちゃんの場合攻撃する理由のために柳生ちゃんを嫌な奴という枠に当てはめた可能性も考えられます。良い子だから笑)
これに対抗する斑鳩さん達も
別に正義の味方ではなさそうです。
あくまで忍務のために動いてますから。
(自分の身を守る・飛鳥ちゃんを助けるためでもありますね)
物語のラストは怨楼血というほぼ災害のような存在に
飛鳥ちゃんが立ち向かい勝利します。
結果的に焔ちゃん達を救うことになりますが
やはりここでも、「誰かのために戦う正義の味方」という要素は薄い気がします✋
半蔵学院もこれからという感じに思えます。
シノビバーサス
SV新キャラの黒影様と雪泉さん達は
悪忍=悪であり、この世に存在してはいけないと考えます。
忍務でもなく、防衛のためでもなく、
復讐のためや思想が異なるために、
悪とみなしたもの(半蔵学院も!)に攻撃する
「悪の敵」ですね。
当時の月閃を「行き過ぎた正義」と紹介されることが多いですが
自分の考えでは、
彼女達がやってることは「悪の敵」であって、
特に正義の味方っぽい要素はありません。
さて半蔵学院はそんな雪泉さん達に攻撃される立場ですが
今回は身にかかる火の粉を払うために戦うだけではありません✋
立派な正義の味方として戦います。
飛鳥ちゃんはダメージを受けた斑鳩さん達のために時間を稼ごうと
単身月閃に乗り込んだり
かつ姉は家族を守るために戦ったり
やぎゅひばも誰かのために戦うという面がよりクローズアップされており
大変尊いです。
柳生ちゃんのメインとなるフレーズは、真影「オレたちは忍だ。それを忘れるな。」紅蓮「お前は守りたい人のために戦うのか。」そしてSVのこれと、順調に成長が感じられますね。流石です柳生師匠。
そうでなくとも
負けたら学校が燃やされる=自分達以外の生徒も被害を被る、と考えると
やはり悪の敵(月閃)=正義の味方(半蔵)の構図になりますね。
飛鳥ちゃんも結局勝ちましたが月閃を燃やそうとはしませんでした笑
なお、そんな雪泉さん達もEVでは
悪の敵とならず正義の味方になろうと考えているように思えます。
このあたりをはっきりと口にしてるあたり
今では半蔵学院より正義の善忍という感じで、設定に合っている感じます。
ちなみにBRNの「雪泉の前日譚」では
雪泉さんは最初から「正義の味方」であったようなセリフ回しが
聞かれていますね✋
夜桜さんは完全に「悪の敵」という感じです。
SVに繋がる話だとすると多少違和感が残りますね。
(SV夜桜さん、今振り返ると結構な武人キャラで、あまり正義だ悪だに固執していなかったように思えます)。
新蛇女に関してはやや難しいです。
身内だけで話が完結してますからね笑
途中までの焔ちゃん達や善忍を潰そうと攻撃を仕掛けるあたりは
特に正義・悪関係ないと思っています。
「そういうもんだから」という感じで、特に感情の機微もみられません。
ラストの雅緋さん達蛇女5人入り乱れの戦いはどうでしょうか?
だれが正義の味方でだれが悪の敵か。
みんな考えてみてね!(投げやりになってきた)
焔ちゃん達は
登場の仕方が完全に正義の味方なので、正義の味方でしょう(適当)。
さて
SVラストから、妖魔という災いと戦うことを決意したカグラキャラ達。
このあたりで善と悪はほぼ関係なくなりますね。
重要なのは妖魔=悪ではないところです。
特に感情もないしセリフもないので。
妖魔が台風だとすると、みんなで協力して乗り越えようね!という感じです。
いがみあいもしてたけど、後は妖魔という共通の敵を全員で倒して
ハッピーエンド!めでたしめでたし
…というのがCS版閃乱カグラかなと思っていましたが
PBS後にある爆弾が投下されます。
なんだこいつら!?!?(驚愕)
またまた面倒くさいのが出てきました。
ご存じの方もいるかもしれませんがめっちゃ好きな二人です。
シノビマスターから「妖魔側の事情」という要素が追加されます。
感情をもって会話も出来るので、災害でしかなかった妖魔との戦いに
「正義の味方」と「悪の敵」という概念が生まれちゃうんですよね。
おなじみの光景かもしれませんが
主に雅緋さん達は「妖魔は妖魔。事情があろうと倒す」という考えです。
これは「悪の敵」の発想ですね✋
妖魔には散々ひどい目にあわされたので気持ちは分かります。
基本的にジャスミン様はじめ多数の忍がこの考えなのかなと思います。
しかし、これまでの話を見てわかる通り
閃乱カグラで「悪の敵」の立場にたつとあまり物事がうまくいきません✋
(他のフィクションはどうだろう)
しかし、
ここで我らが主人公、飛鳥ちゃんは
「本当にそれでいいのかな?」
という考えを抱きながら戦います。
これは凄いですね。
悪の敵の立場に立たずに
正義の味方の立場にいます。
妖魔と戦う目的はあくまで仲間や街の住人を助けるため、です。
(若干うろ覚えですが、確かそういう感じで戦っていました)
飛鳥ちゃんのキャラクター性は凄く大事にされているなあと感じます。
これは最近の雪泉さんが飛鳥ちゃんにべた惚れになるのも仕方ないと思います(幻覚)。
まさに理想の正義の味方。
一見、妖魔を人類の敵とみなし打ち滅ぼすことは
正しいことにしか成りえないように思えますが
そこは飛鳥ちゃん、
勇気をもって疑います。これはとても大事なことですね✋
本当はこのあたり、夕焼ちゃん・夜叉のストーリーも交えると
色々と考察しがいがあるんですが
頭が疲れたのでこの辺にしたいと思います。
やっぱり閃乱カグラは面白いですね!
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ふと頭に思い付いた話を頑張って書ききりました。
シノマスの雲雀ちゃん編の話も面白いようなので
遊ぼう遊ぼうと思ってるだけじゃなく、やらなきゃですね!
最後まで読んでくれてありがとうございました。